坂道徒然草

乃木坂46、欅坂46に関して思った事を思ったまま書き連ねる徒然草。 Twitter→@masa_NGZ

2016年を振り返る

紅白初出場の余韻から始まった2016年も残りわずか。

もう2度目の紅白が迫ってますね。

 

 

個人的には、今野氏の「激動の年になる」という言葉に踊らされた1年でもありました。

結局、何が激動だったのか?

 

3期生が入ったのは大きな事だけど、これは乃木坂の進化、拡大、あるいは将来への布石という意味で激動とは違う話し。

私としては、「選抜メンバーが半分入れ替わる」という大鉈が振るわれて初めて「激動」と感じるんだけど、期待しすぎたかな…。

 

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残念な事に新選抜が1人も出なかった事が「激動」と真逆の「停滞」を強く印象付たと思う。

また反対に、リリースされた3枚とも「新センター」という新味は見せたものの、そのうち2人が卒業の花道として用意された場であった。

そもそもこの2人はもっと早くにセンターに据えるタイミングがあっただろうと思うのだが、それでもそのメンバーのファンにとっては嬉しい事だろう。

ただ、グループ全体としては「上り坂」という勢いよりも、人気メンバーの卒業が続いているというネガティブ要素として取られかねないかな、という気もする。

若手ホープ飛鳥のセンター起用でバランスは取られたのかもしれないが…。

 

卒業センターを慣例にしてしまうと、例えばあるメンバーが卒業時にセンターにならなかった場合、ファンに与えるダメージも大きい。

あるいは白石、西野などであれば複数回のセンター経験者なので卒業センターとなっても驚きがない。

確かに乃木坂にとって選抜定着メンバー、フロント常連メンバーの卒業というのは初めてだったので大々的に仕掛けたかったのだろうけど、深川の「ご祝儀」くらいで止めておいた方が良かったかもしれない。

慣例化してしまった事で、今後の頭痛のタネを運営が抱えたのではないだろうか…。

 

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2016年の乃木坂を振り返る上で欠かせないのはご新規さんの増加だと思う。

とにかく人が増えた。

全握会場なんか酸欠で早く出たいと思うほどに増えた。

ただし、ご新規さんが大勢増えたという事は喜ばしい事だけど、ファンのすべてが聖人君子では無いのが残念なところ。

とにかく握手会でのトラブル、ライブ会場での逸脱したマナー、こんな話題が常に付きまとってた1年だったと思う。

ファン側で収まってればまだしも、メンバーに直接暴言を吐いたと現場からレポが上がる事も何度かあった。

 

人気が出て現場の人口が増えるという事は、同時に転売屋にとっても美味しいグループとなったという事。

これは運営側に任せきりにせず、とにかく転売された(少なくとも定価では無い)ものは買わない、という対策が打てるはず。

ここはファン側が一致団結しないといけないところですね。

 

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今年はライブが行える大きな会場が使えなくなるという「2016年問題」の余波が乃木坂にも来た。

毎年恒例だった2月のバースデーライブが中止に。

個人的には2月の西武ドームなんて押さえ放題だと思うのだけど、さすがにあそこは運営もオタももう懲り懲りか(笑)

 

その代替として企画されたのが「乃木坂46時間テレビ」。

 

夏に感動の押し売りが気持ち悪い汐留方面の番組が24時間、内輪受けで寒く騒いでるお台場方面の番組が28時間。

それらを凌駕する46時間の生放送。(一部過去のライブ映像など有り)

これを36人のメンバーと10人のスタッフだけで行ったというのだから驚きだ。

ただ、少しでも休めるメンバー/スタッフと違い見ている我が身はただ1人。

睡眠はおろかトイレすら行くのをためらう状態はかなりツライ(笑)

 

とは言え、年に1度のお祭り騒ぎなら有りかな~、と思ってたら、4カ月も経たないくらいでまたやるとは(笑)

 

ただこれは、1人10分の持ち時間を好きに使えるという企画で個人のキャラクターが広まったとても良い機会だったと思う。

凄い練り上げてくる人、勢いでいっちゃう人。

何でこんな企画やっちゃったんだ!?と言う人(個人的にはれなちさん…(^-^;)

 

メンバーの関係性や素の姿などが見られて、推し変したり推し増しした、なんていう人も居るのでは?

個人的には 白石麻衣 × 鈴木絢音 という二人きりのトークセッションが意義深いものだった。

これで絢音ちゃんが「しっかり話せる」という事が浸透したと思う。

その後、特に下半期の乃木中やNOGIBINGOなどでの取り上げられ方を見ても、非常に良い影響を及ぼした事がよく分かる。

来年も1度でいいのでぜひともやって頂きたい。

 

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今年はメンバーの舞台も増えたね。

私が観劇したのは「リボンの騎士」と「墓場、女子高生」。

映画は好きで映画館にはよく行くのだけど、舞台なんてほぼ観たことがない。

Twitter上でも演劇としての細かいレビューが飛び交っていたけど、私は門外漢なので技術的な事とかは分からない。

私としては物語と世界観の中にのめり込んだし、推しメンが夢を叶えて頑張っているというだけで嬉しいものなので大満足。

納得いってないのは、HULUなりBlu-rayなりで映像化されていない事。

早く手元に置いてぜひともまた見返したい。

 

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ここまでツラツラと思いつくまま書いてきたけど、実は乃木坂にとって今年最大のトピックは欅坂のデビューではないだろうか。

初めての妹分。

それがデビュー曲の売り上げ枚数やMステ、大規模会場での単独ライブ、3枚目シングルでの50万枚売り上げ、果ては紅白出場まで、すさまじい速度で駆け上がってきた。

乃木坂結成当時、秋元康が「AKBの5年を5ヶ月で追い越す」という意気込みを語っていたけど、それが欅坂と乃木坂、と姿を変えて現実味を帯びた形になった。

これは、乃木坂の様々な試行錯誤の「結果」の部分だけが欅坂にもたらされている為だろう。

かつてAKB48の初の姉妹グループとしてSKE48が誕生した時、差別化としてダンスにおいてAKBを凌駕するパフォーマンスを発揮していたそうだ。

欅坂もダンスに磨きをかけているが、それにプラスして曲のクオリティ、振りつけ、グループとしてのトータルの世界観、それらを高いレベルでパッケージする事に成功したためだろう。

来年辺り、乃木坂のライバルは外ではなく身内グループの中にできてるかもしれない。

 

ただ、欅坂のメンバーを1年ちょっと見てきて、謙虚で自己評価が低くて、先輩に憧れて、とても良い子たちだから、このまま良い距離感で46グループを盛り上げていってほしい。

 

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あと、何があったか思い出せないので、個人的な事を。

 

以前このブログにも書いたんだけど、私が鈴木絢音ちゃんを推し始めたのは2014年12月のこと。

その頃は研究生で乃木オタの間でも知られておらず、昼ドラにしてもいいくらい「不遇」の2文字が似合う境遇に置かれていた。

それが今年は多くの人に知ってもらえて、握手会も部数が増え、番組でも取り上げられる機会が各段に増えた。

 

それだけで私にとっては素晴らしい1年だったと言える。

来年は、さらに良い年になりそうな予感というより、規定の未来が見えている。

楽しみだ。

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最後に、こんなチラシの裏の落書きのような駄文ばかり載せてるこのブログを読んで下さった皆様、ありがとうございます。

来年もよろしくお願いします。

 

何を研究するのか

乃木坂46には「研究生」という制度がある。

現在、研究生肩書のメンバーは居ないので「制度があった」と過去形で言ってもいいのかもしれない。

3期生が研究生と位置付けられるかどうかはまだ分からないが、明日のお見立て会で発表されるのだろう。

 

そもそも、「研究生」とは何なのか。

AKBグループの研究生、ハロープロジェクトの研修生(ハロプロエッグ)、ジャニーズJrなど、アイドルの世界では珍しい制度では無い。

 

乃木坂と違いがあるのは、ハロプロやジャニーズは先輩グループの歌番組やライブのバックダンサーなどを務めつつ、新グループとしてのデビューを目指している点だろうか。

プロデューサー的な意味での姉妹グループであるAKBグループと乃木坂46でも、意味合いはまったく異なる。

AKBグループには「劇場」があり、そこの公演に代役としてでもいいから出られれば、お客に自分の存在をアピールする事ができる。

 

乃木坂は「劇場」を持たないため、「テレビ番組」や「雑誌」などのメディアがアピールの場となる。

だがここで、メディアに露出できるのはほぼ選抜メンバーだけとなっており、また、その選抜メンバーが固定されているため研究生にはアピールする場が一切ない。

2期生が研究生だった時はブログも「持ち回り」という謎の縛りがあり好きに書く事すらできなかった。

レッスンをしても、全体ライブのバックダンサーとしてしか扱われず、ファンとしてもなかなか目にする事ができない謎な存在だったのだ。

 

何一つ、表に出られる場面がないのは、2期生の時にハッキリした。

 

だが、この2期生の反省から来たのだろう、欅坂メンバーが結成直後から公式ブログに力を入れて自己アピールに成功した。

3期生も、反省点を活かした施策を打ってでて、思ったより早く前面に出てくるかもしれない。

 

だが、2期生の不遇からのストーリーが胸を打つのと反面、欅坂ではスピードが速すぎてストーリーを感じる暇もない。

3期生は少し長い目で見てもらって、今のアンダー2期生が主力になった頃に次世代候補と呼ばれるような存在になっててくれると未来は明るいと思う。

 

ともかく、明日のお見立て会でようやく「現在の」乃木坂46の全容が見えてくる。

非常に楽しみだ。

【小説】ブランコ

16枚目シングル「サヨナラの意味」のカップリング曲、アンダーメンバーが歌う「ブランコ」MVから妄想を膨らませた勝手小説です。

 


乃木坂46 『ブランコ』Short Ver.

 

 

あくまでも「映像」から着想を得ているので、歌詞はまったく関係ないです。

MVの一つの解釈として書いてみました。

様々に想像を膨らませて、様々に解釈を得られるというのは素敵な作品ですね。

 

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 ブランコ

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東京からどれだけ離れているのか誰も知らない海の上に浮かぶ小さな島。
道路はコンクリートで整備され家屋も見えるものの、人影は見当たらない。
放棄された無人島のようにも見えるが、この島には16人の少女たちが生活している。
先に島に来ていた8人と、そこから1年半ほど経ってから1人、2人と増え始め、3年半後に一緒に来た6人を最後に大きな変動は無い。

 

この島もほんの一ヶ月ほど前までは19人居たのだが、4ヶ月に一度やってくる船に乗って3人が島を出て行ってしまった。
入れ替わりで島にやってきた人は1人も居ない。
船に乗る事ができない、「選ばれなかった」少女たちだけが残った。
半数ほどは一度は島の外に出た事があるものの、あまりの速度と目まぐるしさに記憶にも思い出にも残らないまま島に戻ってきてしまった為、外の世界について実はよく分からない。


16人の少女たちは、外の世界へ出る『希望』と島に残る『絶望』の間を、ブランコのように行ったり来たりする日々を過ごしている。

 


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ある日、少女たちが外に出た時、地面に大きな影が落ちた。
空を見上げても結局は黒い影にしか見えないが、大きな翼を広げ、長い尻尾を揺らしながら悠々と大空を舞うその姿は、優雅で雄大で、自由だった。
見上げる事しか出来ない少女たちには、恐怖よりも畏敬の念が勝ったのか。
はたまた手に入れたい「希望」として見えたのか。
思い思いの「武器」を手に、揃って走り始めた。

 
 この世界には、ドラゴンが居る。

 
それがこの島の伝承。
凶暴なドラゴン、賢いドラゴン、臆病なドラゴン…。

今、空を舞っているドラゴンは果たしてどのようなドラゴンなのか。


少女たちは1列に隊列を組み、時に笑い声をあげながら進んでいる。
見る人が見たら、先に居た8人と後から来た8人が交互に並んでる事に気付いたことだろう。
この一体感と強い絆は過酷な環境で生き抜いていくのに大いなる強みである。

ただし、外の世界において先に居る者たちの作る高い壁を乗り越える為に、1人の力でやり遂げる場面も多いだろうから、この結束が逆に足枷となるのかもしれない…。

 

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先頭を歩いていたHINACHIMAが、何かに気づいて声をあげる。

なんの気まぐれか、ドラゴンが手の届くくらいの高さにまで降下してきて、その姿がハッキリ見えた。

RENACHIの持っている「珍獣図鑑」にも載っていないのだろうか、本を落とす程驚いている。

 

ドラゴンが列の真上を通ろうとする時に、少女たちは空に向かって思い思いに手を伸ばした。

自分自身で選んだ「武器」をかざしながら、真剣な表情の者、満面の笑顔を見せる者。

 

そして最後尾にいたRANZEは、思いつめたような、強い決意を秘めた表情を見せながら手を伸ばす。

RANZEは島に最後に来た6人の中の1人で、常に後ろに居て目立つ事をしないが、それだけに内に秘めた想いは強い。

そしてその手に、「武器」は無い。

有るのは首から下げた水筒だけ。

誰かと戦ったり力を誇示したりするのではなく、ひたすら「前へ歩く」為に必要な物。

 

遠ざかるドラゴンを追いかけて皆が走り出した後をついていくRANZEは、ふと気づいた。

 

「同じところをグルグルと繰り返し回っている?」

 

追いかけても追いかけても、近づく事ができない。

同じ場所から、抜け出す事ができない。

自分たちの心の迷いをドラゴンに見透かされているのか。

不思議な力によってただ弄ばれているのか。

 

手が届きそうな「希望」と、追いつけない「絶望」。

ここでも繰り返される心の中の【ブランコ】。

 

 

その葛藤の中でRANZEは決意し、そこで立ち止まる。

手の届かない幻想をただ追いかけるのではなく、しっかりと自分自身を持つ事。

それこそが、無限に続くループから脱出するただ一つの方法のはずだ。

 

静かに振り向くと、予想した通り前を走ってるはずの仲間たちが後ろから走り寄ってきた。

皆も驚き動きを止めて息をのむ。

JHONSONは振り向いて後ろを確認しているが、当然そこにRANZEの姿は無い。

 

やっぱりそうだ。

ただ「何か」を漠然と追いかけるだけでは道は開けない。

 

そう気づいた瞬間、RANZEの心臓が大きく鼓動を打ち、思わず胸を押さえて前のめりによろけてしまう。

RANZEが苦しみだし…、背中に半透明な光が浮かび上がる。

徐々に形作られる…、ドラゴンに酷似した翼。

 

これは…、ドラゴンの不思議な力の一端なんだろうか。

だが、他の皆はその異様な姿を忌避するでも嫌悪するでもなく、思わずRANZEに駆け寄ってしまう。

 

遠い昔に、人間の姿となったドラゴンと人間の間に子供でも生まれ、その子孫だったりするのだろうか。

そう思った者が居たとしてもほんの一瞬の事だったろう。

 

その時に、全員が悟ったのだ。

追い求めていた物は、大空を舞う不確かで手の届かない物ではなく、自分たちの中に元々有る物だったんだと。

背中から見えるドラゴンの翼は、おそらくはその不思議な力がRANZEの中にある「想い」を翼という形に現した物なんだろう、としか説明のしようがない。

だが、少女たちにとってそんな事は些末な事だった。

 

それぞれが手に取っていた武器を地面に投げ捨ててしまう。

本当の「武器」は、自分たちの中にあると気づいたのだから。

 

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夜の浜辺、幾つかの篝火の中で踊る少女たち。

それは、遠い遠い昔にこの島の住人たちが偉大なるドラゴンに捧げた祈りに通じる物があるのだろうか。

かつて、実際に同じ踊りが舞われていたと、なぜか全員が信じていた。

 

少女たちの中で、 『希望』と『絶望』の間を行ったり来たりしていたブランコ。

だが、ブランコで上がった時、つま先の先に広がる大空が、星空が、世界が広がっている事に誰もが気付いた。

 

日の出の時間まで、思い思いに浜辺を散策する少女たち。

 

水平線の向こうから、朝日が昇るのももうすぐだろう…。

 

清楚な軍団

さて、久々のブログなのでお気楽なのを書こうかな。

 

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私立女子校の様だと例えられる事もある乃木坂46に「軍団」が2つも誕生した。

 

「軍団」とは、一般的に暴力行使機関を指すので乃木坂のイメージである「清楚」の対局にあるが、Wikipediaにはこんな一節もある。

 

ビートたけし率いるたけし軍団石原プロモーション所属俳優に対しての石原軍団、 日光猿軍団、オスカー美女軍団のように、影響力の強い人物の元に結束した集団に対しても用いられる。』

 

すなわち、乃木坂内に影響力のある人物が2人居るという事だから、それはそれで良いのか。

 

軍団が2つ存在したらそれぞれの主義主張に基づき争いになるのが当然の流れだが、そうなる前に1つ問題がある。

それぞれの軍団のコンセプトが同じだという事。

『軍団長を褒め称えること』

これだけ。

主義主張で争えるはずがない(笑)

 

 

松村沙友理率いる「さゆりんご軍団」は、松村、佐々木琴子寺田蘭世の3人が好きなアニメの話しで盛り上がる程度のこじんまりとした小さなグループだった。

そこで松村沙友理の野生の勘としか言いようがないが、「乃木坂イチ有能な女」として確固たる地位を築いた伊藤かりんの勧誘に動いたのが、将棋で言えば「妙手」であった。

グダグダなグループを締められるまとめ役としての能力、母親として琴子の魅力を引き出す能力。

アニメには疎いかりんが加入した経緯は私が知る限りは語られていないと思うけど、これによりアニメ誌に時折インタビューしてもらう程度の露出から、アイドル誌のグラビア、週刊マンガ雑誌の表紙など一気に活躍の場を増やした。

 

一方の秋元真夏率いる「真夏さんリスペクト軍団」、結成の契機は46時間テレビの軍団対決の為だった。

ただ、おそらく母体となったのは、NOGIBINGO!5の浴衣カラオケ企画での秋元シスターズであったろう。

この時も「私のことを尊敬してる子たち」というコンセプトだったので間違いないはず。

この中で2期生としては蘭世がすでにさゆりんご軍団に加入していた為、残ったみり愛がそのまま参加している。

 

  

やはり対決から始まった軍団なので、対比して考えてみよう。

 

楽曲とMVについては、さゆりんご軍団がコミックソング的なワイワイした楽しさ、真夏軍団はポップでキュートなワイワイした楽しさ。

方向性は違えど楽しさに違いはない。

 

そして、軍団長が両軍団とも音痴なのも、違いがない(笑)

 

雑誌掲載、ニコ生配信も両方やってる。

 

楽曲、活動、軍団長と違いがない。

そう考えると、大いなる違いというのは、やはり伊藤かりんの存在だろう。

仕切りができて歌も上手くてメンバーの面倒見もいい。

握手会の衣装を人数分製作するプロデュース能力と技術力。

 

これは真夏軍団に決定的に欠けてるポジション。

ニコ生での仕切りを最年少ながらしっかり者のみり愛が行っていて可愛らしさはあるものの、 かりんちゃんの進行と差があるのは仕方ない。

 

今後、活動の差別化をはかるなら両軍団ともこの辺りの差違を使って行けばよいのではないか。

さゆりんご軍団のグダグダな3人に振り回される常識人、という構図はドタバタを作りやすい。

 

真夏軍団は軍団長にツッコミを入れられるメンバーが居ないので変化の乏しい偏った展開になるかもしれないけど、ここはみり愛が冷たい態度であしらう芸ができるように成長を期待したい。

ただ、コンセプト的に可愛らしさを前面に押し出してるのでそこはさゆりんご軍団に優るところ。

「真夏軍団」といういかつい名前ではなく、「サンクエトワール」のような可愛らしいグループ名を付ければ企画物ではなく可愛らしいアイドルユニットとして使いやすくなると思う。

フランスのお菓子とかに可愛らしい名前とかありそうだけど。

 

そしてどちらも、構成員メンバーが若いので、息の長いグループにできる可能性は大いにある。

 

1期生の有力メンバーにより今まで知られてなかった2期生の魅力が発信されるのは非常に大きな意味があるので、これで終わりにせず、どんどん続けていってほしい。

 

代役と呼ばれること

演劇の舞台用語で「代役」をあらわす【アンダー(アンダースタディ)】という呼称。

主役級の出演者が不測の事態で出演できなくなった際の代役となるため、出演者と同等のレベルでの準備が必要となる。

代役のための稽古時間が取られる事も少なく、セリフ、立ち位置、共演者との間、それらも観察で自分の物にしなければならないという事らしい。 

それだけやっても、舞台に立つ事はほぼ無く終わる。

観客の目に入ることのない日陰の存在と思えるが、それでも舞台裏での努力や才能の輝きなどは関係者の目に留まるだろうし、別の作品で抜擢される可能性が十分にある。

未来へ向けての正しい下積み、努力の仕方だと思う。

 

 

では、アイドルにおける「アンダー」はどのような意味を持つのだろうか。

これは、秋元康プロデュースという意味において姉妹関係にあるAKBグループと乃木坂46でも異なる。

 

AKBグループと乃木坂46の最大の違いである劇場の有無。

劇場での公演では、出演者やポジションは決まっている。

その出演者が他の仕事や学業、体調などによって舞台に上がれない時に代役となるのが、AKBグループにおける「アンダー」の定義だそうだ。

かつては研究生が務めていたらしく(今は何だか複雑になってる)、劇場に出たい研究生はより多くのポジションを覚えて公演に出るチャンスを狙っていたのだろう。

裏での努力が認められて舞台に立ち、観客の目に留まって更なる飛躍を目指せるという、正しいステップアップの階段があると思う。

 

 

劇場を持たない乃木坂46では、公演は当然ない。

アンダーとして出来ることは、選抜メンバーがメディアに出る際に他の仕事などで欠席した場合の代役くらいのもの。

個人仕事の増えている今であれば「代役」の機会も増えているが、結成直後からしばらくは選抜メンバーが欠ける事もほぼなく、アンダーが仕事をする事は無かった。

これは書籍「乃木坂46物語」でも語られているし、乃木どこ終盤のヒストリー回で中田花奈がアンダーになって2週間まるまるオフを告白している。

パズドラを極めたと笑い話しとして収めていたけど、前述した演劇やAKBグループの公演のように希望のある「アンダー」ではなかったのは確かだ。

そう考えると、乃木坂におけるアンダーの定義は「選抜に入れなかったメンバー」という事だけになってしまう。

 

私はここが、乃木坂運営最大の失敗(その1)だと思っている。

 (最大がいくつもあるのもおかしいけど、とりあえずその1)

 

すなわち、劇場(舞台)が無いグループにとっての「アンダー」の定義を決めないままに、姉妹グループのシステムや呼称を無条件、無批判に導入してしまった事。

 

アンダーという呼び名が「代役」という本来の意味で機能しないがために仕事量の格差をより明確化し【上下関係】や【優劣】を強く意識させる事となり、メンバーやファンが必要以上に大きな重荷を背負うことになってしまった。

先ほど紹介した乃木どこのヒストリー回では中元日芽香が「アンダーのモチベーション低下」を報告し、「アンダーという言い方がいけないのかもしれないけど…」と言いかけている。

 

選抜に選ばれるための方法も評価基準もメンバーに対して示せない運営。

書籍「乃木坂46物語」の中でも、アンダーは仕事がなくずっと学校に通っていた、自分は乃木坂のメンバーなんだろうか、と話すメンバーが多い事が、すべて物語っている。

 

 

運営としては、そんなアンダーメンバー達のガス抜きのつもりだったのだろう。

アンダーライブが開催されたが、

・握手会の後に行う事で新たな場所の確保が不要

・座席の用意をしなくて良い

・観覧には楽天カードの登録が必要

などを考えると、スポンサーの小遣い稼ぎ程度にしか考えてなかったハズだ。

 

だが、開催の意図はどうあれ、アンダーメンバーにとってこれは光明だった。

大いなる支持を集め、回数を重ねていく。

全体ライブしか舞台経験を積めない選抜メンバーに圧倒的に勝る経験と、それを根拠とした自信を手に入れた。 

これが、選抜メンバー、アンダーメンバーの間に壁というのか、溝というのか、大きな隔たりが出来る要因の一つとなった。

別の問題としてある「選抜固定化」に伴う「万年アンダー」(どちらも嫌な言葉だ)がもう一つの要因となった事も間違いない。

 

「私たちは誰のアンダーでもない」

 

という、プライド。

「代役」と呼ばれ続けてきたメンバーが、「主役」となる決意を固めた瞬間。

選抜とアンダー「全員揃って」こそ【乃木坂46】なんだという再確認。

 

 

選抜固定メンバーを推している人たちは気づいただろうか?

2015年、真夏の全国ツアーから。

アンコール時にメンバーが着ているTシャツがすべて同じ色になった事を。

 

[2014年]クリスマスライブ

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[2015年]3rdバースデーライブ

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[2015年]真夏の全国ツアー

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[2015年]クリスマスライブ

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アンダーメンバーを推していて、いつもアンコール時にTシャツの色が分けられている事に「単なるバックダンサー扱いじゃないか」と憤っていた身としては、物凄い衝撃的な出来事だった。

「代役」が「主役」と同じ舞台に立った。

 

冒頭に書いた演劇界における「アンダー」は観客の目に留まる事が無い立場だった。

だが、乃木坂46の「アンダー」は、観客(ファン)が見つける事ができたのだ。

 

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2015年末、そこまでのアンダーライブの集大成として行われた武道館公演で、井上小百合はこう言った。

見つかるはずのない舞台裏で、いつ来るか分からない出番に向けて準備をするだけの「アンダー」という立場。

それはファンの側が探して見つけたのではなく、メンバー自身が隠しきれない輝きを放ったからこそ、見つけられたんだと思う。

 

 

この武道館をはじめ数多くの公演で「主役」と遜色ない、あるいは越えているかもしれないという輝きを放った「代役」たち。

アンダーメンバーにもラジオや雑誌の取材、グラビア、テレビ番組など主役として活躍するメンバーが増えている。

もはや「代役」と呼ぶ事に違和感を覚えるほどに。

 

ただ、アンダーという立場に対するメンバーの思いや考え方は千差万別、一人ひとりの想いがある。

アンダーライブ中国シリーズでの伊藤かりん井上小百合の発言でも顕著だったようだ。

私は行っていないため発言内容が分からないので、これについては何とも言えないのだが…。

 

 

それぞれの想いが、16枚目の体制によってまた渦巻くと思うが、もう心配する事はない。

気づく人はしっかり気づいて、見つけて、心から応援をしている。

そのファンにとっては、誰かの「代役」ではなく、その人にとっての「主役」なのだから。

 

755の功罪

755はファンとの距離が近いため本人のリアルタイムな感情が届きやすい分、ファン側からのネガティブ発言も耳に届きやすい。(そんな奴をファンとは呼びたくないが)

実際、かつてはメンバーが過剰に反応するという事案もあって、良いイメージがあまり無い。


真夏さんのようなしたたかさ、まいちゅんのような大人(社会人)のあしらい方、かなりんのような軽妙さ、などが無いと使いこなすのはなかなか厳しいのではないだろうか。

実は私が注目してるのはみり愛で、これぞ「最新ツールに強い女子高生」の典型、前述したメンバーとはまた違った運用の仕方を上手く行っている。

みり愛は最年少(1、2期生)ながらかなり大人びた考え方をしたしっかり者だというのが大きいのだろう。

モバメも毎日最低でも3通程度は送っているし、偏らずバランスの良い使い方をしていると思う。

 

さて、少し前にひなちまが、そしてこのたび伊織が755を開始した。

どちらもイメージとしては素直で、おっとりした感じがある。

755を使いこなす能力を考えた時に、真逆(向いてない)なんじゃないかな、とも思う。

書かれた発言を真に受けて真剣に悩んだり落ち込んだりしないかが心配だ。

 

ただ、2人とも高校を卒業して乃木坂に専念すると決めた訳で、より多くの手段を用いて自己を発信していこうという姿勢は何としてでも応援したいもの。

それが危機感によるものだとしても、アクションを起こさないと何も始まらない事は約1年前から北野日奈子が証明している事だし。

 

繰り返し言うが、755というツールはメンバーの素の言葉がワンクッション置かれる事なく世に出る。

ろってぃがNOGIBINGOの情報解禁前に言ってしまった、なんて件もあった。

これは笑い話で済んだけど。

ブログでは、情報のコントロールや不要な波風を立てるような(言わない方がいい)言葉など、運営が防波堤の役割を担ってくれている。

755では、自分で責任を負って発言しなければならないので、注意して活用してほしいと切に願う。

 

 

伊織は今まで強く自己発信してきたメンバーではない為、いまだにどのようなキャラクターなのかミステリアスな面がある。

言葉の悪い言い方をすれば、ずっと選抜固定で見続けてきて飽きが来てるメンバーよりも新鮮味がある、という捉え方ができる。

それであれば、これからの伊織の飛躍は十分に考えうる。

 

755をうまく使って、頑張って自己アピールをしていってほしい。

それによって、新たに魅力に気づく人も出てくるかもしれないから。

 

ファン側も、コメントを入れて盛り上げていけると良いのだけど。

「46SHOW」雑感

NHKの「乃木坂46SHOW」が変則的な形で放送され、話題を呼んでいる。

 

姉妹グループの『欅坂46』と、動画投稿サイトに「踊ってみた」作品を投稿しているファングループ『百合坂46』のドキュメンタリーが放送された為だ。

ここに、乃木坂メンバーによる放送を観たい層が嚙みついた形で騒動になったようだ。

 

 

百合坂46は発起人を中心に水面に広がる波紋のようにその繋がりを広げていき、その広がりを集約して大きな物を作り上げていくという、その力は大いに尊敬している。

乃木坂ファン仲間で集まっても飲み会くらいしかできない我が身を顧みれば、皆で一つの事にチャレンジする「青春の1ページ」のような若さに嫉妬しそうな羨ましさもある。

 

ファンの裾野が広がっている証拠だし、逆に百合坂46をキッカケに乃木坂を知った人も居るかもしれないから、新規ファン層開拓という意味でも大いに役割を果たしている。

 

そんな尊敬すべきグループである事は理解したうえで、やはりこの番組で取り上げるのは違ったんじゃないかと思う。

乃木坂としてこの夏は、

 ・真夏の全国ツアー2016最終公演

 ・バースデーライブ

という非常に大きなイベントがあった。

また、乃木坂史としてとても重要なターニングポイントにもなりうる、

 ・3期生加入

 というトピックがあった。

 

ファンが知りたいのは、神宮の舞台裏であり、3期生決定の舞台裏、もしくは3期生のキャラクターだった。

これだけの優先順位の高いニュースを蹴ってまで、このタイミングで百合坂46を取り上げる意味があったのだろうか…。

 

 

今回の件を別の業界で考えてみる。

プロ野球で、めっきり減ってしまった為にファンも心待ちにしているナイター中継。

『その試合の中盤、5回~7回はジャイアンツファンだけで結成された草野球チームの試合を中継します』

…なんて事になったら、新橋のガード下で怒号をあげるオヤジの姿が浮かぶよね。

 

まぁ、変な喩えになっちゃったけど、そういう事だと思う。

 

百合坂46は「こういう活動をしているグループが居ます」という一本のドキュメンタリー番組にしてあげるべきだった。

それがファン、百合坂メンバー双方にとって幸福な形だったはず。

いつも潜入レポートで貴重な裏側を見せてくれる「乃木坂46SHOW」の枠を潰したのが、騒動の火種になったんだと思う。

 

番組スタッフは、放送後の反響をどうとらえているんだろう…。